アクティブラーニング
Active Learning
講義型から参加型(能動的)な学びへ!
能動的・主体的に学ぶ力を身につける、
「アクティブ・ラーニング」の導入
本校ではアクティブ・ラーニングを導入しています。今までの一斉授業に見られる講義形式の授業は、生徒が受動的になりやすく、その理解には時間的にも、内容的にも限界があることは否めません。アクティブ・ラーニングでは、生徒が自分でまとめた事柄を発表したり、相手の立場や考えをお互いに尊重し話しあったりしながら進めていきます。複数で協力し合いながら行われる学習活動は、一人で行う学習よりも効果が高く、能動的・主体的に学ぶ力を身につけさせることが可能です。
本校では、対話型学習〜グループ研究・発表といった、校内でのアクティブ・ラーニングにとどまらず、体験学習〜各行事といった校外でのアクティブ・ラーニングも同時に取り入れています。教室で学んだ事柄を、校外での実地・体験とつなげることにより、学ぶことの楽しさが生まれ、さらに深い知識・経験として積み重ねていくようになります。
学習の定着率はその形態によって異なります。授業内容を半年後にどれだけ記憶しているか、授業の形態で比較した研究が、アメリカで発表されています(National Training Laboratories調査)。
この図はラーニング・ピラミッドと呼ばれるもので、講義を聞いただけの場合はわずか5%しか覚えていない。読書が10%、視聴覚が20%、デモンストレーションが30%、グループ討論が50%、そして自ら体験した場合は75%、他者に教えると90%となっています。
多様性や創造性や他者と交渉する力などを備えた新しい社会を創出できる人材が求められている現在、講義で知識を一方的に教えるだけでは不十分で、生徒が自ら考え、論議したりするような教育が求められています。一人の教員対生徒というスタイルの一斉型授業から、グループ単位で必要に応じて話し合いや教え合い、学び合いを行う参加型の授業を取り入れた能動的な学びを行っていきます。
学習スタイルの変化
本校でのアクティブラーニングは、グループワークを中心的位置づけにしています。グループにおける話し合いや調べ学習を通して、コミュニケーション能力の向上、生徒同士が協力して課題を議論し、理解しあうといった学ぶスタイルの変化が期待できます。理解度の向上は授業進度の早まりにもつながっていきます。また、校外型の行事・体験学習等とつながる総合学習としてのアクティブラーニングにより、人間形成能力や情報活用能力をも培われていきます。
具体的な教育活動
実践的な英語力の育成は、本校の教育活動の中核をなすものです。1・2年生で学んだ英語を3年生の修学旅行で実際に使ってみます。
これからの社会に求められる力は、相手の意見をきちんと聞いて、自分の意見をしっかり述べることです。自分の考えをきちんとまとめてわかりやすく伝えることが大切です。
グループで議論を交わしながら様々な意見を集約し、ひとつの方向性を導き出します。また、問題を解決する方策を探ります。
自分で調べたこと、思ったこと、考えたことをいかに分かり易く伝えるか。今日、パワーポイントを使用することが多いです。パワーポイントを使い、双方向性のコミュニケーションを目指します。
本校の理科教育は観察・実験を重視しています。自ら実験を行いますが必ずしも成功するとは限りません。しかし、失敗は恐れません。それは失敗から学ぶことが多いからです。
自分で調べたことをわかりやすくみんなに伝えることは大切なことです。一方的な説明だけでなく、質問をし、それに答えながら理解をさらに深めます。